みなさま、こんばんは!
流山おおたかの森・営業所の小川です!
↓↓↓
本日はトレンドウオッチャー、住宅アナリスト!?の小川が、2017年・今年の住まいづくりの
トレンドについて、お話しします。(ウケウリデ、ゴメンナサイ)
2017年トレンドキーワード「リビ充家族」とは?
レポートによると、「リビ充家族」とは「リビングを最大化し、そこで各々が好きに充実した時間を過ごす家族が増加」することを予測したもの。リビ充は、リビングの充実を指しているのだろう。
たしかに、間取りのなかでもリビングを重視する傾向は、これまでにもあった。調査結果などでは、リビングの広さを居室の広さより重視する回答が見られたので、筆者はあまり意外に思わなかった。
しかし、SUUMO編集長・池本洋一さんによると、リノベーション事例で顕著な間取りが見られることに加え、新築マンションでも新しい工夫が見られるようになったという。
リノベーションでは、住み手がそれぞれのライフスタイル、価値観などを間取りなどに反映しやすいが、新築マンションはできるだけ多くの人に購入してほしいので、変わった間取りを採用する事例はあまり見られない。それなのに、リビングに工夫を凝らした間取りのプランニングをしたり、室内に後付けできるパーツが登場したりしているというのだ。これ、ちょっと意外だ。
例えば、小学生と保育園児がいる4人家族としては、少し狭めの60m2のマンションをリノベーションした事例では、(1)寝室・子ども部屋・収納を一続きにしてまとめ、(2) キッチンを壁付けにして、(3)リビングを広げて、さらに勉強デスクを取り付けた。今はリビングに家族が集まって過ごし、将来子ども部屋が必要になったら、引き戸を閉めるなどで独立性を高めるという発想だ。
ほかにも、マンションでありながら「土間リビング」を設けたり、室内に「動かせるロフト」を設けて全体を仕切らないワンルームで使用したり、といった事例が紹介された。
新築マンションでは、広いリビングに「ポケットベース」を設置した事例が紹介された。
ポケットベースは、遊びや昼寝、勉強などの場にもなれば、収納にもなる多機能空間。実は、モデルルームにしたこのプランから購入が決まっていったというので、その関心の高さがうかがえる。
【画像1】リビングに学習機能+将来設計の子ども部屋の事例
(写真・図版提供:リノベる株式会社)
後付けでも、ベッド付きの小さな子ども部屋キットや、自分で組み立てられる1畳ハウスなどが登場し、リビングに多様な機能をもたせることが可能になりつつある。
リビングは、宿題の手伝い、仕事、メイク、ボディケアと多彩な活動の場に
リクルート住まいカンパニーの調査によると、就寝時間を除き1日のうち、夫は73.0%、妻は84.9%をリビングで過ごすという結果が出た。リビングで何をしているのかというと、家族団らんとなるテレビ視聴や食事、子どもの世話、洗濯物をたたむ家事などに加え、仕事やメイク・ボディケアなどの個人の趣味を行っていることも分かった。
また、子ども側もリビングにいる時間が長く、就寝時間を除き1日のうち、未就学児は87.9%、小学生は76.1%、中学生は57.2%、高校生・高専生は45.6%がリビングにいることも分かった。年齢が上がるにつれて、自室にいる時間が長くなるものの、高校生でも半分近くの時間をリビングで過ごしている。
その高校生が、自室とリビングでやっていることを見ると、スマホや携帯をいじる、電話をかけるといったプライベート性の高い行動であっても、意外にリビングで行っていることがうかがえる。
リビングにいる時間の充実が求められる理由については、家族間のコミュニケーションの有益性やリビングで過ごす心地よさが挙がることは当然のこと。これに加え、自分が子どものころと比べて「親子関係がフレンドリー」であったり、家族が同じ場所でバラバラなことをしていても「連帯感や一体感」を感じるなど、親子関係に変化が見られることも要因だと、池本さんは指摘している。
リビングは、かつてのように家族団らんのための場として広さや心地よさが求められるだけでなく、家族がなんとなく集まって時間を共有できるような、多彩な機能が求められる時代になっていくようだ。
SUUMOジャーナル – まだ見ぬ暮らしをみつけよう –
◆リビングを中心に「家事」「子育て」「収納」を考えた住まいがあります。