注文住宅建築業者は大きく3つに分類できます。
① ハウスメーカー
② ローコストメーカー
③ 地元工務店
① ハウスメーカー
積水ハウス、大和ハウスなど年間5000戸以上の施工実績で注文住宅ランキングの上位をしめるテレビコマーシャルで知名度を上げて、総合展示場で商品をみてもらう。契約平均は3500万円以上と高くて建て替え客の割合が多い。
プレハブなど工場生産が多く、性能・機能は高くて品質は安定している。ゼロエネルギーハウスなど時代の最先端の商品が多い。
都市部の容積率が多いエリアなどで4階以上が建てられて賃貸併用住宅や二世帯住宅などが強い。
問題点としては、同じ仕様・性能であれば価格はローコストメーカーの倍以上となり高い。
②ローコストメーカー
タマホーム、アイダ設計、住宅情報館など年間施工1000戸以上で注文住宅ランキングの10位前後に並ぶ。
1000万円以下の安い価格をテレビコマーシャルで広告して、単独展示場などで大まかな仕様・型・間取り・設備の決まったパターンの中から選ぶ、選択型注文住宅。問題点としては、都市部などにおいて、建蔽率が少ない・接道幅が小さい・旗竿地・変形地などでは、建てられる商品が少ない。また施工現場経費が高くなり、建物本体費用よりも現場施工経費などが高くなる場合が多い。
③地元工務店
地域密着の工務店で年間施工100棟前後が多い。
2000万円前後が多くて、多くは木造軸組で完全自由設計が多い。基本設計・建築部資材などは全国チェーン加盟で供給・指導を受けるケースが多い。部資材はLIXILなどで品質・性能で大手企業と差はない。大工・職人が地元ベテランが多く熟練で安心でき、施工品質は良い。
地元密着が多く、近いなどでアフター・メンテナンスが丁寧・迅速で安心できる。
問題点としては、社長や棟梁の高齢化で後継者がおらず、企業存続性が不安で将来メンテが不安。
このようになっています。予算が潤沢にあればハウスメーカーが良いといえるでしょう。
郊外で土地が安く・広ければローコストメーカーが安くて良いです。
ただ「地域密着の安心感」や「地域を知り尽くしているプロ」が良ければ地元工務店が良いといえます。
その地元工務店探しは、自分で数多く探して訪問するのが良いです。「地元で評判」「地元で建築した人が多い」「地元で建築現場見学会をやっている」などで探すと良いです。
そして最も重要なのは、営業マンとの相性になります。この人・企業なら安心と思える企業・営業マンであることが第一です。